大阪市内や京都方面へのアクセスが良く、住みやすい街として人気の高槻市。
郊外の住宅地といったイメージが強い高槻市ですが、市の北部には山間部が広がり、豊かな自然を楽しむことができます。
今回は高槻市北部にあるパワースポット「神峯山寺(かぶさんじ)」について、その魅力や成り立ちをご紹介させていただきます。
1年を通じてさまざまな自然の表情が見られるお寺ですので、お出かけ先の参考にしてみてくださいね。
高槻市のパワースポット「神峯山寺」:お寺に安置される毘沙門天像について
神峯山寺は天台宗のお寺として1300年以上の歴史があるといわれますが、実際には天台宗が日本に伝来する前からこの地にはお堂があり、古来より伝わる山岳信仰の霊場として知られていました。
山岳信仰とは日本独特の信仰で、険しい山岳地域に住む人々の自然への畏敬の念から生まれたと言われています。
つまり神峯山寺がある土地は、お寺ができるずっと以前からパワースポットとして信仰の対象となっていたのです。
神峯山寺には、秘仏本尊の毘沙門天像や国の重要文化財に指定される阿弥陀如来坐像、聖観音菩薩立像などのたくさんの仏像が安置されています。
「神峯山寺秘密縁起」によると、神峯山寺を開いた役小角が700年頃この地に伽藍を建立した際に毘沙門天を祀ったことが開山の起源とされており、これが日本最初の毘沙門天像であると言われています。
毘沙門天像は秘仏のため一般公開はされていませんが、お寺には今もなお3体の毘沙門天像が本尊として祀られており、家庭円満、病気平癒、子宝子授、ひいては国家安泰の神として広く信仰を集めているのです。
高槻市のパワースポット「神峯山寺」:お寺の自然と基本情報について
緑豊かな山に囲まれた神峯山寺では、1年を通して美しい自然に触れることができます。
桜や鮮やかな花々が咲く春、涼風が通る夏、紅葉に染まる秋、雪に覆われる冬と昔ながらの日本の景色が楽しめるため、都会では感じられない色濃い四季を求めて年に数回お寺へ訪れる人も多いそうですよ。
【基本情報】
所在地:大阪府高槻市原3301-1
TEL:072-688-0788
拝観時間:9時から17時(冬季は16時まで)
【アクセス】
車を利用:名神・新名神高速道路、高槻IC出口より車で約15分
電車、バスを利用:JR「高槻」駅の北口バス停より市バス「53 原大原行」に乗車し約18分、「神峯山口」バス停で下車した後、徒歩約20分
高槻市のパワースポット「神峯山寺」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
お寺では1年を通じてさまざまな自然の風景が見られますので、季節を変えて何度も足を運んでみてくださいね。