コンパクトシティというのは、生活するために必要な行政サービスや商業地というような機能を一定の範囲に集めて、生活や行政を効率的におこなうものです。
いくつかの種類が形態としてありますが、基本的に徒歩と公共の交通機関を使ったプランになっており、郊外での車が必要なライフスタイルではありません。
さらに、生活圏をコントロールするために、居住区域や都市区域を決める構想です。
そのため、住宅を郊外に建てることによって無秩序に拡大した生活圏を、中心部に集めることで、無駄が少ない行政と生活を目指すものです。
ここでは、日本においてコンパクトシティが着目されている理由についてご紹介します。
人口が減少している
郊外に都市が広がっていったのは人口増加と高度成長の影響ですが、人口が現在のように減少していく世の中においては、人口が郊外に広がるほど分散してきます。
都市の構造を、拡大から縮小に転換して再度築くべきであるとされています。
非常に人口減少の影響は大きく、空き家、限界集落、耕作放棄地のように、人が地域から減少することによって問題が顕在化しています。
将来的にも人口減少は止まることはなく、2040年にはピークのときから2,000万人程度少なくなって1億700万人程度になる推定です。
少子高齢化になっている
高齢者は郊外の車社会には馴染まないため、 徒歩と公共の交通機関で利用できる施設が必要になり、施設が高い利便性がある地域に集まっていることも必要です。
特に、需要が医療分野において高まることによって、効率よく限りがある医療資源が利用できる社会が要求されています。
また、一定範囲内に居住地域が集まることにより、福祉サービスの訪問・送迎介護などの効率がよくなります。
高齢者側と事業者側の両方にメリットがあります。
<経済的な合理性がある>
産業は人が集まるところで発展するため、コンパクトシティを実現することによって消費需要が見込めたり、労働力の確保が容易になったりすることが挙げられます。
産業が発展すると、お金がその分回って経済が活発になるといういい事例になります。
また、行政の管理範囲も郊外化が進めば広がり、上下水道・道路の整備というような費用や、維持管理する費用も多くなります。
税収は人口減少によって少なくなるため、現行の費用を保つことができません。
まとめ
コンパクトシティとは、生活するために必要な行政サービスや商業地というような機能を一定の範囲に集めて、生活や行政を効率的におこなうものです。
日本においてコンパクトシティが着目されている理由としては、人口が減少している、少子高齢化になっている、などが挙げられます。
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