都市緑地法第4条に基づく「緑地の保全及び緑化の推進に関する基本計画」として、高槻市の長期的な緑化に関する総合計画です。
「みどりあふれる憩いと潤いのあるまちづくり」を目指して、さまざまな方向から緑化を進める計画となります。
この「みどりの基本計画」は平成13年度に策定し、20年計画として始まりました。
その後、平成22年度の中間総括時に、少子化やみどりに対する市民の意識の高まりなどの社会情勢の変化を踏まえて、見直しを行うなど、高槻市が進めている計画のひとつです。
心穏やかに過ごせる街を目指す「高槻市みどりの基本計画」の基本理念とは
「高槻市みどりの基本計画」の基本理念は、大きく4つの方針になります。
・基本方針①
「拠点となるみどりを守る」ことです。
これは、今あるみどりを保全していく活動を主とします。
今ある森林や公園、街路樹を守っていく活動となります。
・基本方針②
「身近なところで、みどりを楽しめる環境をつくる」ことです。
これは、市民と協力して公共施設や民有地、公園などの緑地を運営していく活動となります。
・基本方針③
「みどりをネットワーク化し、「水とみどりの回廊」をつくる」ことです。
これは、「エコロジカルネットワーク」の構築や「風の通り道」の整備です。
エコロジカルネットワークとは、生態系を保全するために北部山林・農地を「中核地区」、その周囲に位置する摂津峡公園・芥川緑地などの大規模公園や緑地を「拠点地区」、これらを結ぶ芥川などの河川・水辺・街路樹などのみどりを「回廊地区」とし、各場所に適した緑化に取り組んでいます。
「風の通り道を作る」とは、山間部や河川沿いからの涼しい風が市街地に抜けるように、街路樹を適切な位置に配置するなどの整備のことを指しています。
・基本方針④
「協働してみどりを育て、楽しめる仕組みをつくる」ことです。
これは、緑化に関して市民と協力して行っていけるような支援や人材の養成、みどりに関する交流ができるようなネットワーク作りを進めています。
上記の4つの基本方針を理念におき、計画を進めています。
遺跡や古墳を活用し「歴史・文化」との共存を目指す
高槻市には、今城塚古墳や、安満遺跡、嶋上郡衙跡、芥川山城跡などの歴史文化遺産があります。
これらの歴史文化遺産は、市街地において古くから残る貴重な緑地です。
社寺林などを活用しながら、市街地の緑地を進めています。
特に安満遺跡では、弥生時代の文化遺産を保存しながらの公園づくりを進めており、地元の文化遺産に親しみながらも、市民の憩いの場となるような場所へと整備しています。
まとめ
利便性を追い求めるだけでなく、自然あふれる街並みを作ることで、より有意義な生活を送れるように計画をすすめる高槻市。
これからも、発展と自然が共存する住みやすい街になっていくことでしょう。
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