マイホームの建築で耳にする「モルタルの壁」ですが、モルタルという素材、一体どういうものなのでしょうか?
モルタルという言葉は知っていても詳しい内容まではあまり知られていないかと思います。
そこで今回は、外壁素材・モルタルについて紹介していきましょう(^^)/
マイホームの外壁素材・モルタルの特徴や種類とは?
マイホームの外壁素材には各種サイディングや軽量気泡コンクリート、タイル、羽目板などがあります。
モルタル塗りの外壁は、職人が現場で直接作業するため、工場で作られた外壁を現場で組み立てるのとは違い独特の味があります。
モルタルはセメントと砂、水を混ぜてペースト状に練り上げたもので、直接外壁に塗って仕上げ材として使えるのが魅力。
現場で施工するため唯一無二の外壁が作れるほか、継ぎ目がないため一体感のある個性的な外壁に仕上がるのが特徴です。
モルタル壁といっても、いくつか種類があります。
・ リシン壁…あらかじめモルタルで整えた壁に、リシンと呼ばれる仕上げ材をエアスプレーガンで吹きつけるなどした壁をいいます。
表面は砂が散ったようにザラザラしており、独特の質感がありますが汚れが付きやすいのがデメリット。
・ スタッコ壁…モルタルで整えた壁にエアスプレーガンを使いスタッコを吹きつける工法と、コテやローラーを使って押さえる「ヘッドカット」と呼ばれる方法で施工します。
凹凸のある厚い壁に仕上がるため重厚感があり、10年程度はメンテナンスが要らない耐久性がメリット。
・ 吹き付けタイル壁…タイル壁という名前で呼ばれていますが、タイルを使用していないので注意してください。
「ボンタイル」と呼ばれた商品名がタイルと略されているだけです。
塗料を下塗材、主材、上塗材と3回に分けて壁に塗りかさねる工法で、表面はなめらかです。
外壁材モルタルのメリットやデメリットとは?
モルタル壁は現地で直接職人が施工するため、以下のようなメリットがあります。
・ 高いデザイン性…工場で作られた外壁を機械的に施工するのとは違い、職人が現地で直接壁にモルタルを塗り施工するため、世界でひとつだけのオリジナル壁に仕上がります。
・高い耐久性…耐久性とともに耐火性もあり、雨風にさらされる外壁材として適しています。
デメリットとしては、モルタルにヒビが入りやすい点にあります。
モルタルはセメント、砂、水を加えて作るため、水分が乾燥するとヒビが入りやすいのが欠点です。
そのため下地か表面材に防水加工を施す必要があり、それを怠るとヒビから雨水が染みこみ、建物が早く傷んでしまいます。
まとめ
マイホームの外壁を個性的に仕上げたいなら、職人の技が光るモルタルを使った外壁はいかがでしょうか?
モルタル自体は灰色ですが、さまざまな色の塗料を混ぜることにより洋風にも和風にも雰囲気を変えることができ、耐久性や耐火性、耐水性が高く外壁が長持ちするのがメリットです。
外壁はマイホームの印象を大きく左右するため、イメージにあった外壁を選びましょうね。
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