マンションを購入したとき、住宅ローンのほかに毎年の固定資産税も支払わなければなりません!
固定資産税は、その不動産の価値に対する税金であり、土地や築年数によって変動します。
今回の記事では、マンションの固定資産税の計算方法とマンションの固定資産税を
簡易的に求める方法や注意点についてご紹介します(^_^)/
マンションの固定資産税の計算方法とは?
ここでは、例をもとにマンションの固定資産税を計算していきます!
参考として土地や建物の計算方法を覚えておくと、さまざまなマンションの固定資産税はチェックできるでしょう★
<固定資産税の計算方法>
マンションの固定資産税は、固定資産税評価額×1.4%(標準税率)で計算できます。
以下のような、中古マンションを例に固定資産税を計算してみましょう。
延べ床面積が200㎡以下の場合、小規模住宅用地として課税標準額が1/6に軽減されるので、こちらの特例も計算に含めていきます。
建物の税額=固定資産税評価額×経年減価補正率×1.4
土地の税額=固定資産税評価額×1.4×1/6
・専有面積:100㎡
・建物の固定資産税評価額:900万円
・土地の固定資産税評価額:2,800万円
・築年数15年
一例として、平成30年度に発表された東京都の経年減価補正率表にもとづいて計算します。
建物の税額→900万円×0.6225×1.4=78,435円
土地の税額→2,800万円×1.4%×1/6=65,464円
すなわち固定資産税評価額は、143,899円となるのです。
<固定資産税評価額とは?>
固定資産税評価額とは、各市町村が算定する固定資産税都市計画税・不動産取得税・登録免許税の基準として使用されています。
購入前の物件の固定資産税評価額は、市町村の役場で固定資産課税台帳を閲覧して参考にしてみましょう。
マンションの固定資産税を簡易的に求める方法や注意点とは?
固定資産税は、土地や建物の固定資産税評価額に応じて課税されます。
新築マンションと中古マンション、それぞれの注意点を見ていきましょう!(^^)!
<新築マンション>
・認定長期優良住宅の場合、税務当局に対し自ら申告が必要
認定長期優良住宅なら、固定資産税以外にも住宅ローン減税をはじめさまざまな優遇措置を受けることができます。
そのためには自ら税務当局に対して申告することが必要です。
これを忘れると固定資産税の減額措置が他のマンションと同様の5年になってしまいます。
・天上の高さが特殊などのケースでも固定資産税が高くなる場合がある
例えば吹抜けがあるなど、通常の住戸と比べて天井が高い住戸の場合、他の住戸よりも固定資産税が高くなります。
・一定のタワーマンションの場合、高層階は固定資産税が高くなる
平成30年(2018年)度より、一定のタワーマンションの場合、高層階になればなるほど固定資産税も高くなりました。
<中古マンション>
・購入時点での固定資産税を支払わなければいけない
固定資産税の納税義務者は、その年の1月1日時点での名義人であり、8月に物件を購入したのであれば、残りの4ヶ月分の固定資産税を売主である名義人に支払うといった流れになります。
この支払いは、固定資産税の支払いではなく、マンション購入代金の一部として扱われるため、売主が不動産業などの課税業者の場合、支払額に対して消費税が課税されてしまうので覚えておきましょう。
まとめ
今回、中古マンションの固定資産税を調べるために、固定資産税評価額などを用いて計算しましたが、不動産業者に直接確認をするほうが確実といえます。
毎年の固定資産税の支払いは負担になるものなので、うまく節税や特例を使用しながら快適なマンションライフを送りましょう。
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